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株式会社ジオテックゴルフコンポーネント
桜井暢彦 様

会社概要
COMPANY OUTLINE

ゴルファーの皆さんにとっては、道具選びもまた楽しい時間ではないでしょうか。しかし既成品のクラブは、あちら立てればこちらが立たず…となることも。
そんな中で「道具にこだわる」多くのゴルファーに「その人だけの1本」を提供し続けているジオテックゴルフコンポーネント様。日本初のゴルフパーツ通信販売会社ですが、近年はヘッド、シャフト、グリップ、ソケットといったパーツを自分で選び、サイト上でシュミレーションできるというユニークなECを展開しています。
こだわりのユーザー様からは複雑な注文も受けます。しかし通販Aceの導入で、ニッチな情報も即時に積極提供できるビジネススタイルを開拓しています。

https://www.geotechgolf.com/

「業界で最初に新しいものを取り入れる」挑戦から

株式会社ジオテックゴルフコンポーネント
桜井暢彦 様

Q.ECとシステムの連動をすることになったきっかけは何ですか?

ーもともと自社開発のECサイトを使っていたんです。最初はカタログサイトというか、HPで商品を見られるだけのものだったのですが、時代のニーズに合わせて、そこに無理やりカート機能をつけたものをベースにしていました。

といっても、注文が入るとメールが飛んできて、そのメールを見ながら結局は手作業で内容を打ち込むというかなり原始的なもので、1時間に伝票15件処理できれば早い方、みたいな状況でした。それでも4分に1件処理しなければならないので大変なんです。

でも一方では売り上げを拡大したいというのがあって。うちのECの売り上げのピークは2009年から2010年くらいでした。その後マーケットだけでなくゴルフのルールの大きな改定ということもあって売り上げが落ちたんですが、会社としてはやはりピークの頃まで売り上げを戻すことを目指しますよね。

エー・アール・システム株式会社
代表取締役社長
中村恒彦

特に個人のお客様が増えなくて売り上げは落ちている、テコ入れするためには ECも全部作り直さなきゃいけない。できればスマホ対応も同時にやりたい。何か全く新しいものが必要ですが、電話やファックスをいまだによく使うアナログなこの業界でどのくらい歓迎されるのか。

色々悩みましたが、社長の考え方が背中を押してくれました。

「なんでもいいから失敗してもいいから、業界で最初にこういうことをやる、というのを大事にしろ」と。アナログから脱却するために、こちらからスマホやタブレットを貸し出すことになっても構わない、とまで腹をくくりました。

「顧客の一手間を省く」ことの重要さ

Q.実際に導入して、どのような変化がありましたか?

ー色々と半信半疑な部分もあったんですが、まず在庫のリアルタイム表示をやってみました。すると販売店様からの注文に劇的な変化がありました。

販売店様が自分のお客様にクラブや部品を売ろうとすると、まず私たちのような問屋に「在庫があるかどうか確認の電話」をしなきゃいけないですよね。しかし個人で経営されているお店は営業中にそのような電話をしている余裕もないところが多いんです。

とはいえ、お客様に「後で仕入れときます」って言っておきながら、閉店後に電話してみたら「在庫がなかった」、そんなわけにはいきません。「明日欲しい」というお客様もおられますしね。

それが、ジオテックだったら、何も営業中に電話しなくてもサイト見ればその場で在庫確認ができるから、そのまま発注しよう、という風になるわけです。API連動のメリットでもあります。

最初は「リアルタイム表示なんて、そこまで大事なことか?」と思っていたんですけど、蓋を開けてみると非常に重要なことだったわけです。

販売チャネル拡大は当然狙っていましたが、まず情報提供ができていないと意味がないこともわかりましたし。以前、カタログサイトのようなものだった頃は、うちのHPで情報だけ見てよその問屋さんで平気で注文することがあるというのは聞いてました。

そうしたお客様をどうにか自分のところに連れてきたかったので、良い流れになりつつあります。

人手不足の時代にも必須

Q.情報提供といっても貴社の場合、部品の種類だけでもたくさんあるのでは?

ーその通りです。クラブを組み上げると言っても何億通りもの組み合わせがあるんですが、どんな部品を組み合わせても良いというわけではないんです。全ての部品がワンサイズというわけではありませんから、なんでもくっつくということではないんですね。

すると、かなりの知識が必要になります。このシャフトとこのソケットはサイズが合わないので組み合わせられませんということを、うちの従業員だって最初は全部は把握できていません。お客様の方が詳しいということもあります。しかしお客様の知識に頼ってしまうわけにはいきません。

CRMコンサルタント
橋本拡正 様

そこで、通販Aceの場合は取り込めるフリー項目が多いので、部品の情報を全部ここで管理しています。相手先のコード、海外からの仕入れのドル単価、通販では表示義務のある原産国もそうですし、取り寄せまで何日かかるのか、も。

通販Aceを見れば商品情報は全部わかりますから、すぐに情報提供できるんです。

うちは輸出もやっていますので、海外用の商品情報も一元管理しています。

こうしておくと、もちろん業務効率も上がりますがそれ以上に、個人の専門知識に頼りすぎなくていいんです。知識をシステムでカバーできるという。すると人手が足りなくなっても、ある程度なら誰にでも管理できるようになりますよね。そういうのって今後必要だと思うんです。

可能性はもっと広がる

Q.通販Aceの前身、通販Proの頃から長くご利用頂きありがとうございます。

ーうちの場合は輸出入もしていますし、国内でもBtoB、BtoCという複合的な事業をしているので、それをオールインワンで管理できるのが決め手でしたね。 それからARSさんの場合、うちの事業そのものに対しての理解度が非常に高いので、話が的確です。通販会社、というだけでない側面をわかっていただいているのは嬉しいです。

今後はデータを管理するだけでなくもっと分析して、チャネル拡大や新規のお客様の獲得を目指したいです。 そういえば、在庫管理について、できたらいいなあと思ってることがあるので後で聞いてください。

Q.是非お聞かせください。

ー期待していますよ。

去年の6月に通販Aceを導入して、11月ごろから新規顧客数は緩やかですが右肩上がりになっています。
これからもご相談したいことはいくつもあります。自社の事業をよくわかった上で会話できるのがARSさんの特徴ですし、ECの可能性をどこまでも広げてくださると期待しています。